こどものおもちゃ りぼん60周年を記念して舞台化! 8月30日まで公演!

2017/05/12

皆さんは『こどものおもちゃ』という作品を知っているだろうか?

少女漫画家である小花美穂さんの手によって1994年から1998年までの間、日本三大小中学生向け少女漫画雑誌である『りぼん』で連載されていた本作は、様々な社会問題を「こども」の視点から描いており、第22回講談社漫画賞少女部門を受賞するなど評価が高く、アニメも全102話と2年間に渡り放映された。

そんな『こどものおもちゃ』がこの度、連載雑誌である『りぼん』60周年を記念して舞台化され、2015年8月20日(木)から8月30日(日)の期間に掛けて東京都銀座にある「博品館劇場」にて公演される。

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大人になった今だからこそ読み返すべき名作

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画像引用元:BarOBANA - 小花美穂オフィシャルサイト

『こどものおもちゃ(略称:こどちゃ)』とは子役タレントとして活躍する小学6年生の倉田紗南と、荒れているクラスの男子を束ねる問題児である羽山秋人の2人を中心に描かれる物語だ。

これだけを見れば少女漫画では比較的ポピュラーな設定なのだが、「学級崩壊」「少年犯罪」「家庭問題」「離婚」「マスコミによるバッシング」といった現代社会における様々な社会問題に焦点が当てられストーリーが展開していく。

主人公の倉田紗南は明るく天真爛漫な性格で描かれているが、実は捨て子であり、そうした暗い過去を思い起こさないために務めて明るく振舞っているという背景がある。

そんな紗南の行動を演技だと初めて見抜いた羽山秋人もまた、自分が生まれた時に母親が死んだことで家族仲が不仲になり、そうした経緯から学校で荒れることになった。

もちろん少女漫画であるので始めこそ水と油のような関係だった紗南と秋人だが、本音でぶつかり合っていくうちに次第に惹かれていくという恋愛ストーリーも繰り広げられる。

だがそれでも『こどものおもちゃ』はただの恋愛ものというよりは社会問題に訴えかける側面が強いだろう。

子供だった頃はそうした問題に振り回される紗南秋人をただ眺めていることしかできなかったが、大人になってから改めて読んでみると色々と考えさせられる作品だ。

読んだことのない人はもちろん、当時から知っている人にもこの機会に改めて読んでもらいたい作品だ。

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こどちゃの世界を見事に再現

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画像引用元:再現度が高すぎてファン歓喜! 舞台「こどものおもちゃ」の舞台裏をちょっとだけ覗いてみた - ねとらぼ

現代社会の数多ある問題にメスを入れた名作『こどものおもちゃ』

60年の歴史を誇る『りぼん』の中でもトップクラスの名作であることは間違いないのだが、こうして舞台化するにあたって再現するのが難しいシーンも存在する。

  • 紗南の母親である倉田実紗子は頭の上にまろちゃんという名のリスを飼っており、常にまろちゃんの家を頭の上に乗せている。
  • 紗南秋人のズボンを下ろし、下半身が丸出しの写真を撮影し、弱みを握ろうとする過激なシーン。
  • 作中で紗南が見せる「ちちくりマンボ」「こまわりステップ」といったアクション。

このように漫画だからこそあり得る部分や過激なシーンなど、舞台化するにあたって再現するのが非常に困難だと思われるシーンがいくつか存在するのだが、こういったシーンは全て舞台上に再現されている。

今回の舞台化にあたって脚本と演出を担当したのが、アニメ版の監督も務めた大地丙太郎さんであったことも関係しているとは思うが、それでもここまで見事に『こどちゃ』の持つ独特な世界観を再現している役者の皆さんには脱帽だ。

初めて知った人はもちろん、かつて子供の頃、漫画やアニメで楽しんだ世代も是非、劇場まで足を運び舞台化した『こどちゃ』の世界を体感しよう!

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