冲方丁逮捕! 蒼穹のファフナーEXODUSはどうなる?

2016/11/08

『マルドゥック・スクランブル』『天地明察』などの小説家であり、『蒼穹のファフナー』『攻殻機動隊ARISE』などの脚本も手掛けた作家・冲方丁さん(本名:藤野峰男)が逮捕された。

冲方丁さんと言えば2009年に刊行された『天地明察』吉川英治文学新人賞と本屋大賞を受賞し、2012年には『光圀伝』山田風太郎賞に選ばれるほどの小説家で、また手掛けたアニメも総じて評価が高いものが多い。

この事件によって気になるといえば2015年10月から放映予定の『蒼穹のファフナーEXODUS』がどうなるのかというところだ。

今回はそんな『蒼穹のファフナー』について紹介しつつ、事件についても少し触れていきたい。

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少年少女たちの葛藤を描く『蒼穹のファフナー』

『蒼穹のファフナー』とは「島」「ロボット」「群像劇」「少年少女」をキーワードにして企画され、2004年7月から放映されたオリジナルテレビアニメである。

その物語は2146年、南海の孤島である「竜宮島」を舞台に外宇宙からやってきた侵略者「フェストゥム」との戦いを描くロボット物だ。

そういった内容の中で『蒼穹のファフナー』という作品は得てして戦いの中のつらさが顕著に描かれている。

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画像引用元:蒼穹のファフナー ARCHIVE Wiki

まず侵略者「フェストゥム」についてだが、彼らはケイ素で構成されたシリコン型生命体であり、他の生物と同化、あるいは消滅を目的に行動している。

その最大の特徴は人の心を読むということ。

「あなたはそこにいますか?」と語りかけ心を刺激し、それによって人類を同化、あるいは消滅させていく。

また「フェストゥム」「ミール」と呼ばれる中枢に意識が統一されており、「ミール」を破壊しない限り、「フェストゥム」は無限に生み出され続ける。

厳密には少し違うが「ミール」は脳、「フェストゥム」は手足という関係性で考えればわかりやすいだろう。

そんな「フェストゥム」に対抗するためには「心を読まれない」兵器を開発する必要があり、そういった経緯から開発されたのが巨大人型有人兵器「ファフナー」である。

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一口に「ファフナー」といっても大きく「フェストゥムのコア」を使用していないもの「フェストゥムのコア」を使用しているものに分けられる。

このうち、「竜宮島」で使われている「ファフナー」は後者であり作中では「ノートゥング・モデル」と呼ばれているのだが、「フェストゥムのコア」を使用したことによって様々なメリットとデメリットが発生する。

その最大のメリットは「フェストゥム」の読心能力を防ぐために、搭乗するパイロットは変性意識状態になり、人格が変貌させられるというものだ。

ただし「フェストゥムのコア」を使用したことにより期待の生産数が限定され、またパイロットになれるのは適合する因子を持つ十代の子供がほとんどであり、そういった経緯があり、主人公の真壁一騎を始めとした竜宮島の中学生たちがパイロットとなることになる。

戦いの中で感じる少年少女の葛藤、そして次々と死んでいく仲間たち、それでもなお立ち向かう勇気。

そういったものが『蒼穹のファフナー』の最大の魅力となり、人気を博した結果、前日談として『蒼穹のファフナーRIGHT OF LEFT』が2005年に、後日談であり劇場版でもあった『蒼穹のファフナーHEAVEN AND EARTH』が2010年に制作された。

そして2015年現在、劇場版の続編であり、竜宮島の少年少女たちの新たな戦いを描く『蒼穹のファフナーEXODUS』が制作され、第1期が2015年1月に放映され、第2期が2015年10月から放映される。

『蒼穹のファフナーEXODUS』第1期の不穏な最終回

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2015年1月から放映された『蒼穹ファフナーEXODUS』の第1期。

その内容は外宇宙からやってくる新たなミール「アルタイル」が世界のパワーバランスを大きく変革しうる存在と知り、「アルタイル」を味方につけ、人類とフェストゥムの長き戦いに終止符を描くというものだ。

もちろん地球に現存する「フェストゥム」の方もそうはさせまいとより苛烈な攻撃を仕掛けてくるようになり、その戦いの中で「竜宮島」のパイロットたちは新たな力に目覚めていく。

その能力は個人によって様々で「増殖」「増幅」「再生」「消失」「壁」「引き寄せ」といった多彩な能力に目覚めるのだが、それに付随してファフナー登場時以外にも能力に応じた現象に苛まれることになり、それは戦闘を行うごとに徐々にパイロットたちの意識を蝕んでいるように感じられた。

そんな『蒼穹ファフナーEXODUS』の第1期の最終回ではヒロインの一人である羽佐間カノン「未来視」の能力に目覚め、それによって見ることのできた未来の「竜宮島」の情景を最後に幕を閉じる。

その光景は住民たちの墓で溢れ、壊されたファフナーの残骸が至る所に散らばっているというもので、とても不穏さを感じさせるものだった。

なので2015年10月から始まる第2期には期待したいところなのだが、その矢先に今回の事件が発生したというわけだ。

今回の事件で『蒼穹ファフナーEXODUS』はどうなる?

第1期から半年の期間を開けて放映される『蒼穹のファフナーEXODUS』の第2期。

時期を考えると脚本の方は完成し、もう制作行程は大詰めに入っているとは思うのだが、今回の事件によって何かしらの影響が出ることは間違いないだろう。

冲方丁さんは妻と口論になったことは認めてはいるものの暴力を振るったことは否認しており、事実関係は今後、警察の調査で明らかになっていくだろう。

今後、続報が入り次第、当サイトでも触れていきたいと思う。

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追記:8月31日に処分保留で釈放

東京地裁は妻にDVをしたとして、傷害容疑で逮捕されていた冲方丁さんを8月31日付で処分保留で釈放した。

冲方丁さんは逮捕された当初と変わらない姿勢を貫いている。

事実の方はわからないが今後も色々とバタバタしそうなので、1視聴者としては創作活動に支障がでないことを祈るばかりだ。

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