【比較】ネット小説を読み書きするためのおすすめ投稿サイト10選プラス1

2017/05/10

昨今、紙で文章を書いていた時代とは違い、パソコンを用いて手軽に誰でも文章を書くことができる世の中になりました。

それに伴う形で自分の作品を見てもらう機会が広まり、それによって多くの才能が世の中に羽ばたいてきました。

そんな中、数多のネット作品の投稿サイトが生まれてきたわけですが、実はそれぞれに特色があるのはご存知でしょうか?

読み手しては読みたいジャンルに特化したサイトを閲覧したほうが気に入った作品を見つけられ、書き手としても自分と同様なジャンルを書いている他の作品に触れることで刺激となり、また作者間での交流も生まれることでしょう。

今回はそんな小説投稿サイトの特色と主だったサイトを紹介していきたいと思います。

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小説家になろう:ネット小説サイトの最大手

narou小説家になろう

ネット小説を読んでいる人ならば一度は名前を聞いたことがあるであろうサイトが「小説家になろう」です。

掲載作品数は他の小説投稿サイトの追随をおよばず、書籍化についても『魔法化高校の劣等性』『ログ・ホライズン』などの有名作品を含みすでに100作品以上行われており、最近では数々の小説大賞ともコラボレーションし、積極的な書籍化の流れを作り出しています。

ただし作品数が多いことの弊害で面白い作品を探し出すのが難しく、また読者層が中高生が多い関係上、昔ながらの純文学というよりはライトノベル系の作品が多いサイトでもあります。

しかしその反面、二次創作の掲載には厳しく、過去に大量の作品が閲覧不可になった経緯があります(通称:にじファンショック)

また昨今では「なろう系」と呼ばれるジャンルが生まれつつあり、そういった作品が苦手な方は別の投稿サイトに行ったほうが良いのかもしれません。

こんな人には特におすすめ

  • とにかく色々な小説の読み書きをしたい人。
  • ライトノベル系の小説が好きな人。

こんな人には特に不向き

  • 純文学系の好きな人。
  • 厳しい批評を求めている人。
  • 二次創作の掲載を考えている人。

ハーメルン:二次創作の受け入れ先

hamelnハーメルン

著作権法の整備に伴い、二次創作活動の規制を考えた「小説家になろう」が行った二次創作の大量削除「にじファンショック」

それに伴う形で有志によって作成されたサイトがこの「ハーメルン」です。

「小説家になろう」を踏襲して作られたサイトなので、両者の間にほとんど差はなく、どちらかを使っている人ならばもう一方のサイトもすぐに馴染むことができるでしょう。

中にはオリジナル小説を「小説家になろう」、二次創作を「ハーメルン」に投稿しているという書き手の方も多く存在しています。

しかしそういった密接な関係からか、投稿される作品の傾向も同じであり、「小説家になろう」と同様に純文学系の作品を求めている人には不向きかもしれません。

こんな人には特におすすめ

  • ・二次創作系の作品の読み書きを考えている人。
  • ・ライトノベル系の小説が好きな人。

こんな人には特に不向き

  • 純文学系の好きな人。

Arcadia:個人運営の古参サイト

arcadiaArcadia

元々はネット小説黎明期に読み手同士の交流場所として作られた掲示板が前身となって小説投稿サイトとなって言ったのがこの「Arcadia」です。

現存しているネット小説投稿サイトの中ではおそらく一番古くから存在しており、一昔前は「小説家になろう」ではなく、この「Arcadia」が最大手のサイトでした。

そのため掲載作品についても質が高いものが多く、『オーバーロード』『GATE 自衛隊 彼の地にて、斯く戦えり』『アクセルワールド』などといった作品はここで掲載され書籍化されていきました。

とはいえ個人で運営されているサイトということもあり、ここ数年は管理人からのアクションはなく、徐々に衰退していっている現状です。

そのため現在では多くの書き手読み手が他のサイトに離れていってますが過去に掲載された作品はそのまま残っており、まだネット小説からの書籍化の仕組みが確立されていなかった時代背景から、中には今の時代ならば書籍化されてもおかしくないほどの作品が眠っていることもあります。

更新が止まった個人サイトということで細かい仕様については不具合などもあるのでしょうが、少し古い作品を読みたい方にはおすすめできるサイトです。

こんな人には特におすすめ

  • ひと昔前の作品を読みたい人。
  • 探している作品がある人。

こんな人には特に不向き

  • 機能美を求めている人。

作家でごはん!:本気でプロ作家を目指す人たちの鍛錬場

gohan作家でごはん!

趣味ではなく本気でプロを目指す人の鍛錬場として用意されているのが、「作家でごはん!」という小説投稿サイトです。

もちろんそういうコンセプトで運営されているサイトでありますから、書き手読み手共に質も高く、中途半端な作品を掲載してしまうとコメント欄で総叩きに遭うこともよくあります。

逆に言えばこのサイトで多くの方に認められるような作品を書けるのであれば、十分プロでも通用する実力があることの証明となり、書き手がそれを目指している人が多い以上、クオリティの高い作品を探したいのであればここを見るのが一番手っ取り早いでしょう。

ただしあくまで「作家になるための鍛錬」を目的としたサイトなので、掲載作品は常に200作品しかなく、それ以上に古い作品は表示されないようになってしまいます。

その点が非常に惜しいとは思いますが、「作家になるための鍛錬」というサイトコンセプトを貫く姿勢は非常に好ましいと言えるでしょう。

こんな人には特におすすめ

  • 厳しい批評を求めている人。
  • レベルの高い作品を探したいと思っている人。

こんな人には特に不向き

  • 長期的な作品の掲載を求めている人。
  • 連載形式で作品を書いていきたいと考えている人。
  • 二次創作の掲載を考えている人。

星空文庫:アクセス解析ツールなどにも対応

hoshizora星空文庫

「作家でごはん!」では200件以上古い作品は表示されなくなるという話をしましたが、実は長期掲載先として誘導されている小説投稿サイトが存在します。

それがこの「星空文庫」です。

こちらでは小説からエッセイまで掲載することができ、「作家でごはん!」よりは気楽な雰囲気で作品を投稿することができ、またそちらに投稿した作品をこちらで投稿しなおすことでより長期的に読んでもらうことも可能となります。

またサイト自体がシンプルな作りのため、読み手が作品にたどり着くまでの時間が大幅に短縮できます。

書き手側の視点で見れば各種SNSからgoogle analtycsなどのアクセス解析ツールにも対応しています。

ですが「作家でごはん!」と相互リンクしている以上、こちらでも作品に対する批評は多く、そういった意見を真摯に受け取れる書き手でなければ難しいかもしれません。

こんな人には特におすすめ

  • 「作家でごはん!」で掲載した作品の長期的な掲載先として考えている人。
  • レベルの高い作品を探したいと思っている人。

こんな人には特に不向き

  • 連載形式で作品を書いていきたいと考えている人。
  • 二次創作の掲載を考えている人。

エブリスタ:書籍化実績では一番

e-starエブリスタ

今でこそ「ネット小説」とひとくくりにされていますが、「エブリスタ」はそれ以前の「ケータイ小説投稿サイト」を前身として成り立っています。

そういった関係からか、掲載されている作品もケータイやスマホで読むことを意識した作りとなっており、普段から書籍で活字に触れている方からすれば読みにくいレイアウトの作品が多いと思います。

とはいえ話の内容自体は他の小説投稿サイトと遜色なく、特に「エブリスタ」から発祥した『王様ゲーム』は実写映画化としてシリーズかも果たしています。

それ以外にも多くの作品がメディアミックスされており、同サイト上で小説と共に掲載されている漫画や俳句などをすべて含めればこの4年間で300冊近く書籍化されています。

投稿作品から書籍化を目指すという意味では一番優れているサイトなのかもしれません。

こんな人には特におすすめ

  • ケータイやスマホで小説の読み書きを考えている人。

こんな人には特に不向き

  • 余白が多い文章に抵抗感を覚える人。

のべぷろ!:独自の電子書籍流通システム

novepuroのべぷろ!

ここまで紹介してきたサイトは、書籍化という流れはあれどそのためにはコラボしている小説大賞の受賞や編集部からの直接的なお声がけが必要でした。

しかしこの「のべぷろ!」では自らの作品を電子書籍として手軽にダウンロード販売することができます。

もちろん無料で作品を掲載することができ、またサイト内に専用のSNSが存在することで書き手同士の交流も盛んになっております。

また「のべぷろ!」では小説の閲覧には独自の縦書きビューアを使っており、フォントや文字の大きさなどのカスタマイズが可能なであり、自分の見やすい形で小説の閲覧を行うことができます。

ただし低スペックのパソコンやスマホでは閲覧に時間がかかってしまうので、その点には注意しましょう。

こんな人には特におすすめ

  • 自分の小説を電子書籍として世の中に売り出したいと考えている人。
  • 書き手読み手の交流を積極的に行いたいと考えている人。

こんな人には特に不向き

  • 独自のビューアを使っている関係上、低スペックのパソコンやスマホでの閲覧には不向き。

taskey:海外の読者に翻訳してもらえる

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ネット小説という文化があるのは何も日本だけではございません。

手軽に書けるという点においては海外でも引けを取らず、世界中で各々の創作が披露されています。

ですが小説は文章である以上、「言語」という壁があり、そのせいでどうにも国外との交流は希薄となってしまいがちです。

そんな中、誕生したのが「taskey」というサイトです。

日本発祥の小説投稿サイトということで掲載されている作品の多くは日本語の作品ですが、その作品を気に入った海外のファンが小説の翻訳したりイラストを提供するといった仕組みが整っています。

ネット小説の翻訳自体は昔からある程度は行われていたことなのですが、基本的に作者(書き手)と翻訳側(読み手)が直接やり取りする関係上、トラブルも耐えなかったそうです。

しかし「taskey」では翻訳までの仕組みを整えているらしいので、トラブルは少なくなることでしょう。

今はまだBETA版として稼動し始めたばかりの投稿サイトですが、すでに何作かは翻訳されており、今後の成長に期待していきたい投稿サイトです。

こんな人には特におすすめ

  • 自分の小説を全世界に発信していきたいと考えている人。

こんな人には特に不向き

  • 登録制などの仕組みを煩わしく感じる人。

Denkinovel:ノベルゲーム風の作品を手軽に作成可能

denkinovelDenkinovel

文章を読むという行為だけを見てみると、小説とノベルゲームなどは非常に近しい関係にあります。

とはいえ(クオリティは別にして)文章を書き上げるだけで手軽にできる小説とは違い、ノベルゲームを作るにはイラストやBGM、さらにはある程度のプログラミング知識を必要とし、初心者には中々に敷居が高いように感じられます。

その敷居の部分を大幅に取り除き、簡単にノベルゲーム風の小説を投稿可能にしたサイトが「Denkinovel」です。

背景素材や音楽素材はある程度用意されており、それらを上手く組み合わせることでノベルゲームのような作品を簡単に作り出せることができます。

もちろんそういった素材を自ら用意し、作品に反映させることも可能であり、さらにそれを広く公開することで他の書き手の人に使ってもらうこともできます。

しかし当たり前ですが、小説を書いて投稿するだけの他の投稿サイトに比べて作品を作り出す手間はかかりますので、そういった部分を煩わしく感じる人には不向きなサイトと言えるでしょう。

こんな人には特におすすめ

  • ノベルゲーム風の作品の読み書きをしたい人。

こんな人には特に不向き

  • 画像や音楽を付ける手間を惜しむ人。
  • ただ純粋に小説を読みたいと考えている人。

カクヨム:これからできる期待の小説投稿サイト

kakuyomuカクヨム

小説投稿サイトとしてはここまで紹介してきたものを始め、他にも多くのサイトが存在しています。

しかしそんな中でKADOKAWAはてなが手を取り合い、全く新しい小説投稿サイトとして「カクヨム」を2016年2月29日にオープンさせようと動き始めています。

KADOKAWAといえば文芸出版界の一角を担う企業であり、そんなサイトが主動となって作る小説投稿サイトということで今から期待せずにはいられません。

サイト開設前から作品を募集して行われる小説大賞「第1回カクヨムWeb小説コンテスト」も行われるので、今から何かを書こうと思っている人は「カクヨム」の開設までに作品を書き上げて投稿するというのも面白いかもしれませんね。

こんな人には特におすすめ

  • 新しい小説投稿サイトを一緒に盛り立てたいと考えている人。
  • これから小説を初めて書こうと考えている人。

こんな人には特に不向き

  • まだオープン前なので、どのようなサイトになるか未知数である点。

個人サイト:カスタマイズ性では一番

ここまで各種小説投稿サイトを紹介してきましたが、そういったところではなく自分が運営しているサイトに掲載するというのも一つの手法でしょう。

個人サイトの最大のメリットとしては自分でサイトをカスタマイズすることで作品を好きなような見せ方をすることができるということでしょう。

HtmlやCSS、PHPなどのウェブプログラミングスキルに詳しいのであれば、様々な手法を取り入れることができるので、投稿サイトで均一化されている作品とは違った見せ方も可能となります。

とはいえ自分のサイトで掲載するのであれば、読み手をサイトに呼び込むのが大変なのですが、そこは各種検索エンジンやランキング、もしくは他の小説投稿サイトに登録することで呼び込むことも可能となります。

ウェブプログラミングを覚えながら小説を書いていくというのもなかなかに面白そうではあるので、意欲のある人はこういった方法を試してみるのも良いかもしれません。

こんな人には特におすすめ

  • html、CSS、PHPなどのウェブプログラミングに詳しい、もしくは覚えながらサイト運営したいと考えている人。
  • 自分だけの小説の見せ方を模索したい人。

こんな人には特に不向き

  • いち早く多くの読者に作品を読んでもらいたい人。
  • 自分のサイトを作るのが面倒だと感じる人。
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使いながら自分に合ったサイトを見つけよう!

というわけでかなり大雑把ではありますが、投稿サイトごとの特色を紹介しましたがいかがだったでしょうか?

今回は差別化ということで独自の特色を持つ有名サイトばかりを紹介してみましたが、これら以外にもネット小説投稿サイトはまだまだあります。

書くにしても読むにしても自分のやりやすい環境を見つけて行うのが一番だと思いますので、この記事を参考にしていただきつつ、使いながら自分に合うサイトを見つけていただいたらと思います。

ただし筆者のようにネット小説にハマり過ぎて、普通の小説を読むことを疎かにするのは良くないので、その辺には注意してくださいね(笑)

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