スーパーマリオ 30周年記念サントラ発売 マリオメーカーの楽曲も
2017/05/12
1985年9月13日にファミリーコンピュータで発売された『スーパーマリオブラザーズ』を皮切りにシリーズ展開してきたスーパーマリオシリーズ。
日本中はもちろん、世界中の子供から大人までを魅了し続けてきたスーパーマリオシリーズは今年、2015年9月13日で30周年を迎えることとなった。
それを記念して30周年の正にその日に「30周年記念盤 スーパーマリオブラザーズ ミュージック」の発売が決定した!
その楽曲は派生作品を除いたアクションゲームとしてのマリオシリーズ17作品から厳選され、さらに2015年9月10日に発売される最新作「スーパーマリオメーカー」からもボーナストラックとして収録される。
なので簡単ではあるが、マリオの今までの軌跡を振り返ってみようと思う。
最初はドンキーコングに登場したマリオ
『スーパーマリオブラザーズ』が発売したのこそ1985年のことだが、マリオ自身に関しては1981年に稼働していたアーケードゲーム『ドンキーコング』に出演したのが最初の登場となる。
タイトルこそ『ドンキーコング』となっているが、主人公はマリオの方でドンキーコングにさらわれた恋人のレディを助けるために冒険に出たというストーリーとなっている。
そのストーリーはまさしく現在までも続くマリオシリーズの原型となったもので、そう考えるとこの『ドンキーコング』こそがマリオシリーズの原点と言っても過言ではないだろう。
ただしこの時、マリオには「マリオ」という名前がついておらず「ジャンプマン」や「救助マン」といった仮名で呼ばれていたとのこと。
実のところ『ドンキーコング』の主役はポパイが予定されていたのだが、版権の関係上使えなくなってしまい、急遽作られたキャラクターだったからだという。
そんな急ごしらえのキャラクターが今では世界的に有名なゲームキャラクターとなっているのだから、世の中わからないものですね。
マリオの衣装の変化
ところでマリオの衣装がファミリーコンピュータまでとそれ以降で変化していることに気づいているだろうか?
基本的な部分は変わらないのだが、宮本茂がデザインした初期のマリオはシャツが青でオーバーオールが赤となっていたが、小田部羊一が再デザインした『スーパーマリオブラザーズ3』以降は、初期とは逆にシャツが赤でオーバーオールが青の配色となっている。
おそらく今の配色の方がマリオのトレードマークである赤が映えるからだと思うのだが、ファミコンのドット絵時代の話だけにこうして言われなければ気づかないかもしれませんね。
マリオの多様な職業
『スーパーマリオブラザーズ』以降、様々な形で派生作品が制作されたマリオ。
今回、30周年アルバムに楽曲に収録されるわけではないが、その派生作品の中でマリオは様々な職業を経験している。
そんなマリオの職歴に関してだが、初期は大工と設定されていたらしい。
そこから転じて配管工になり、さらにピーチ姫を救うために冒険家となっていったという経緯がある。
また派生作品の中ではテニス、バスケットボール、ゴルフなどのスポーツ選手、レーサー、医者、ビルの解体屋、パティシエ、テニスの審判員、職業軍人、ボクシングの審判員、雀士、玩具会社社長など多種多様にわたる職業を経験しており、これらを通じて多額のコインを集めることから、アメリカの経済誌『フォーブス』に架空世界の長者番付において「10億ドルの総資産を持つ男」と紹介されていたりもする。
多種多様の経験をしているが故に、密かにマリオの懐には多額のお金が舞い込んでいてもおかしくなさそうです。
気づいたら30周年
引用元:30周年「スーパーマリオブラザーズ」全18タイトルのゲーム音楽集発売 - 音楽ナタリー
『スーパーマリオメーカー』でマリオシリーズのステージをプレイヤー自身が作り出すと新たな極地を開いたマリオシリーズ。
派生作品を含め、すでにマリオの出演するゲームは100種類を数え、今後も続々と発売されていくことになるだろう。
今日、こうして筆者はマリオ30周年の記事を書いているわけだが、マリオシリーズに関しては今後も40周年、50周年、下手をすれば100周年と続いていくだろう。
今後、どのようなマリオ作品が開発されていくのか、期待しながら楽しみに待っていようと思う。