学校であった怖い話 発売20周年 アパシーや四八などその後の展開も

2016/09/22

2015年8月4日を以って『学校であった怖い話』が発売20周年を迎えた。

『学校であった怖い話』といえば飯島多紀哉氏が作り上げたスーパーファミコン時代の名作ノベルゲームの一つであり、その関連作品は現在でも様々な形で制作され続けている。

今回は20周年ということで、『学校であった怖い話』の発売から現在に至るまでの過程を軽く紹介してみ酔うと思う。

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名作『学校であった怖い話』

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画像引用元:学校であった怖い話 - ゲームカタログ

上述と重なる内容もあるが『学校であった怖い話』は1995年8月4日にスーパーファミコンで発売されたノベルゲームだ。

スーパーファミコン時代のノベルゲームといえば『かまいたちの夜』『弟切草』などが有名だが、こちらも負けておらず従来のサウンドノベルとは違い「短編集」という形をとっている。

そのストーリーは校内新聞に学校の七不思議を特集することになった主人公の坂上修一が今回の話のために集まった6人の語り手の怪談話を聞いていくというもの。

学校の七不思議なのに6人と疑問に思うかもしれないが、7番目の話は語り手の話をどのような順番で聞いていったのかによって変わってくるマルチエンディングとなっている。

また語り手の話の内容も話す順番によって大きく変わり、さらにその中で用意されている選択肢によっても分岐する。

そのシナリオのバリエーションは1995年当初はもちろんのこと、現在に至るまでに発売した他のサウンドノベルゲームの追随を許さないほど多岐に渡り、すべてのシナリオを見るためにはかなりの根気が必要となる。

もちろん中には駄作と呼べるようなシナリオも混じってはいるが、それを覆すような良作なシナリオも多く、特に語り手の話を特定の順番で聞いた時にしか発生しない隠しシナリオ「仮面の少女」は名作との呼び声も多い。

ちなみにその後、『学校であった怖い話』『学校であった怖い話S』としてプレイステーションでも発売されたが、その際に主人公の性別が選べるようになり、シナリオも20個ほど増えている。

さらに言えば小説版も数冊にわたり販売されており、その人気の高さがうかがえる。

『晦-つきこもり』や『四八(仮)』へのゲスト出演

このように人気を博した『学校であった怖い話』は、その後の展開として飯島多紀哉氏が後に手掛けた作品『晦-つきこもり』『四八(仮)』へキャラクターがゲスト出演という形で登場した。

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画像引用元:晦-つきこもり - ゲームカタログ

『晦-つきこもり』「学校以外を舞台にした怪談もみたい」という『学校であった怖い話』をプレイしたユーザーの要望に応えた形となっており、「法事の日に集まった親戚が怪談を語る」という設定になっている。

しかし『学校であった怖い話』は飯島多紀哉氏がほぼ全編を執筆したのに対し、『晦-つきこもり』は一部のシナリオしか執筆しておらず、全体的なクオリティは下がっているという評価を受けた。

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画像引用元:四八(仮)公式サイト

またその後発売した『四八(仮)』に関しても「47の都道府県で語られている実際の都市伝説をモチーフにしたノベルゲーム」というテーマだったが、その実態は「観光案内ゲー」であった。

そのため一部のシナリオに関しては評価は高いものの、全体としてみれば限りなくクソゲーであり、『たけしの挑戦状』『デスクリムゾン』と並び「10年に一度のクソゲー」と評されている。

ちなみに『四八(仮)』に関しては筆者は発売日に買っており、後に「四八ショック」と呼ばれる出来事に直撃したユーザーであると追記しておく。

アパシーシリーズの制作、20周年記念作品も

また『四八(仮)』の発売とほぼ同時期に飯島多紀哉氏は同人サークル「七転び八転がり」を結成。

そこで同人ゲーム『アパシー 学校であった怖い話 〜Visual Novel Version〜』(以下VNV版)を制作・発売した。

こちらは上述した小説版をビジュアルノベルとして同人ゲーム化したものであり、基本的には一本道でシナリオは進んでいくのだが、今までのシリーズ作品が全て実写だったのに対しアニメ調のイラストになったことで、よりキャラクターの個性が際立つ作りとなっている。

その後、同サークルにてホラーノベルではなく恋愛シミュレーションとして作られた『学校であった恋い話』や上述のVNV版に追加シナリオを入れた『アパシー学校であった怖い話1995~VNV~新装版』、さらに有志を作って改めて実写化として作られた『アパシー学校であった怖い話~VNV~最終版』など多岐にわたってシリーズが展開していった。

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そして発売20周年を迎えた現在

このように20年もの長きにわたり、シリーズが続いてきた『学校であった怖い話』

その中には多少の不評的な意見もあるが、それでもここまでシリーズが続いているのは『学校であった怖い話』の根強いファンに支えられているからに他ならない。

現在も小学館より『学校であった怖い話』シリーズの小説版が新たに刊行され、さらには20周年企画も動いている。

まだまだ展開がとどまることを知らない『学校であった怖い話』の今後の動向にも是非注目してほしい。

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